CASIO(カシオ)の電子ピアノについて - メーカーによる違い

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CASIO(カシオ)の電子ピアノについて

カシオの電子ピアノの写真電卓や時計などの電機メーカーとして有名な「CASIO(カシオ)」ですが、実は電子ピアノの分野でも30年以上の経験があるんです。

楽器メーカーではないものの、電子ピアノの質は価格以上に高いものが多く、電子メーカーならではのデジタル技術が惜しみなく注ぎ込まれています。

他のメーカーの電子ピアノと比べてみると、同じようなスペックのものでもカシオならより安く購入できるということも少なくありません。

コンパクトなデザインやリーズナブルな価格帯の機種が多いのも魅力で、とにかく安さを求めるという方におすすめのメーカーともいえるでしょう。

お子様のピアノの練習用にというよりは、趣味で演奏したいという大人の方が購入されることが多く、キーボードでは物足りないという方に絶大な人気を誇ります。

カシオの電子ピアノの中でも有名なのが、スタイリッシュタイプのPrivia(プリヴィア)とキャビネットタイプのCELVIANO(セルヴィアーノ)でしょう。

Priviaは、自宅でも簡単に演奏を楽しむことができるように、コンパクトで鍵盤の操作も非常に軽いタッチとなっています。

上位機種である「Celviano」シリーズは、世界でも屈指のピアノブランドとコラボレーションしており、本格派ピアノをお探しの方にも注目されています。

鍵盤について

電子ピアノとアコースティックピアノの発音構造の違いは、鍵盤を押してから発音するまでのタイミングの違いとして表れます。

カシオの強みはというと、鍵盤を押し込んだ瞬間の微妙なタッチをセンサーが再現するという電子技術にあります。

これにより、タッチの違いによる発音や連打もフォローすることができ、アコースティックピアノに近い感覚での演奏が可能となります。

3センサースケーリングハンマーアクション鍵盤Ⅱ ハンマーの自重による独自のアクション機構を搭載し、確かな弾き応えと音域の違いによる鍵盤の重量バランスの変化など、ピアノの特性を再現しています。

音について

グランドピアノに比べると、電子ピアノは音色の響きが劣るといわれています。

参考:電子ピアノとピアノの違いとは

グランドピアノは、すべての鍵盤にそれぞれ異なる弦が共鳴し、単音を弾いたときと和音を弾いたときとでは共鳴の仕方が異なりますが、カシオの音源はそれらをシミュレートし、グランドピアノに迫る自然な響きを実現しました。

天板が開閉できるタイプやスリットがあるタイプなど、グランドピアノの大屋根を開けたときのような広がりのある音色を楽しめる機能も搭載されています。

カシオの電子ピアノは、はっきりとしたシャープでクリアな音が特徴です。


指先の動きだけでなくペダリングもしっかりとこだわって作ってくれているので、とても満足度が高いといわれています。

カシオの商品は、楽器店よりも家電量販店で取り扱われることが多いため、定価より大幅に値引きされることがよくあります。