ずっと使い続けるために。
私たちは、お客様が愛着を感じている楽器を長く演奏することができるように、修理やメンテナンスといったサポートをさせていただきたいと考えております。
お使いの電子ピアノ(YAMAHA製のみ)やエレクトーン(電子オルガン)の調子が悪いなと感じたら、お気軽にご相談ください。
電子ピアノ(YAMAHA製)・エレクトーンのメンテナンス専門の技術者が修理を承ります
電子ピアノやエレクトーンを弾いていて、もし「鍵盤の重さやタッチ感が変わったような気がする」「前よりも音が小さくなったように感じる」等の違和感や不具合がございましたら、修理やメンテナンスをご検討いただくことをお勧めいたします。



見積もりは無料ですので、まずは修理にかかる費用の目安だけでも知りたいという方のお問い合わせも大歓迎です。
大切なのは、プロによるメンテナンス
電子ピアノは、あらかじめ録音された電子音源を用いて発音します。音を出すための基本構造が、そもそもアコースティックピアノとは異なりますので、調律といったメンテナンスは必要ありません。
しかし、名前のとおり電子ピアノは電子機器のため、構成する個々の電子部品が長年の使用により劣化・消耗して、鍵盤のタッチや音量、スピーカー等に故障や不具合が生じる場合がございます。
弊社は、そうした壊れた部品の交換や修理およびメンテナンスを行うことで、お客様の大切な楽器を少しでも長くお使いいただけるように、お手伝いをいたします。
私たちは、これまでに培ってきた経験から、お客様の電子ピアノやエレクトーンの不具合の原因を推測・究明し、修理とメンテナンスを行います。
メンテナンスに必要とされるのは、技術だけではありません。
奏者の要望を理解し、その望みに応えることは、専門的な知識と長い経験があるからこそ対応ができる「職人」の仕事です。
電子ピアノとエレクトーンの主なメンテナンス項目
下記のように、専門的なメンテナンスをYMC音楽センターの技術者が丁寧に行っています。
機種による弱点箇所の未然部品交換
ヤマハ クラビノーバやエレクトーンの劣化・消耗部品の交換、コンデンサーの交換など。
一口に電子ピアノと言っても、それぞれの機種によって劣化しやすい部品というものがあります。それらを見極め、修理・メンテナンスするのも、長年の経験がものをいう作業です。
※コンデンサーは電気を蓄えたり放出したりする電子部品で、電子回路では必ず使うと言っていいほど電子機器に欠かせない存在です。鍵盤ユニットの脱着清掃
電子ピアノまたはエレクトーンの本体から鍵盤ユニットを取り外し、丁寧に清掃を行います。

何年も弾いている電子ピアノやエレクトーンは、細かなホコリが内部に溜まるものです。
全鍵盤を外し、裏側や基盤に付いているホコリを除去するとともに、内部の汚れはアルコールを使用して拭き取ります。
電子ピアノまたはエレクトーンの内部に異物が混入していないか確認
電子ピアノやエレクトーンの故障の原因として、もっとも多いのが異物の混入です。
〈混入物例〉ヘアピン・紙きれ・硬貨など。
キズの補修
小さなキズは塗装して目立たないようにし、キズがひどい場合には部品交換を行うことも。
ヤマハのエレクトーン「STAGEA(ステージア)」全種類のシステムバージョンアップ
ステージアは、時代の変化などに合わせて最新の機能を追加し、長く使い続けることができるエレクトーンです。
ヤマハ株式会社がサポート情報として公開しているバージョンアップデータをインストールすることで、お持ちのステージアの機能が向上したり、不具合の修正が行われます。
お客様が演奏をお楽しみいただけるように、ステージアのシステムはメンテナンスの際に最新のものへとバージョンアップしています。
ヤマハ「DUP」シリーズのペダルスプリング交換
ヤマハの電子型アップライトピアノ「DUP」シリーズは、ペダルの中のスプリング(バネ)交換を必ず行います。


もともと使用されている板バネも、そう簡単に折れるようなものではありませんが、念のため折れたりしない形のものへと新しく交換しています。
ヤマハ「DGP」シリーズのハンマー88鍵の接着し直し
ハンマーとは、槌(つち)のような形をした部品のことで、アコースティックピアノは鍵盤と連動したハンマーが弦を叩いて発音する仕組みとなっています。
ヤマハの「DGP」シリーズは、グランドピアノと同様のハンマーアクションを備えた構造で、経年劣化によりハンマーが外れる可能性が少しずつ出てくるため、メンテナンスの際には88鍵盤すべてを接着し直すといった作業を行っています。
鍵盤上下クッションの交換

電子ピアノの鍵盤の重さやタッチは、鍵盤のクッションの性能と関係があり、長く使われている電子ピアノのタッチ感が悪くなったり、鍵盤からカタカタと音がするようになるのは、このクッションが劣化しているからです。
劣化がひどい鍵盤クッションは、必ず新品交換しています。※一部の機種を除く。
電源スイッチや各ボタンスイッチの動作確認
スイッチに不具合があった場合は、部品交換や修理などの対処を行います。
鍵盤の物理的異常音や電気的異常音、雑音(ノイズ)、発音不良がないか確認
基盤クラックの確認
熱を持つ部分は、ハンダ付け部でクラック(ひび割れ)が入り、通電不良になる可能性があるので、しっかりと確認をします。また、その対処の方法としては、ハンダ付けを強化することです。
ペダル機能を確認
接点ゴムの接触不良やボリュームの経年劣化による不具合の場合、接点箇所の清掃や部品交換修理をします。
USBやフロッピーなどのメディア差し込み部分の動作確認
お問い合わせやご相談は、メールフォームにて受け付けております。その際に、製品のモデル(型番)、どういう症状かなどをお知らせいただけると、よりスムーズな対応が可能です。
修理依頼で、よくある症状と対処方法
電子ピアノやエレクトーンのさまざまな不具合は、症状の出方から問題個所をある程度は絞り込むことが可能です。
簡単なメンテナンスで快適になる場合や、部品交換などの修理を早期にした方がよい場合もありますので、何か気になる症状が出ましたら弊社に一度ご連絡ください。
電源が入らない
- ACコードの断線またはACアダプターの故障が考えられる場合、ACアダプターの交換などにて対応。
- 電源部の故障が考えられる場合は、電源基板のパーツ交換などの修理を行います。
電源は入るが音が出ない
- デジタル部やアンプの故障、スピーカーの故障が考えられるので、基板やアンプ、スピーカーの交換などで対応いたします。
- これは故障ではないのですが、ヘッドホンを抜いた時に、ヘッドホンジャックの変換プラグが電子ピアノ本体側に刺さったままのため「音が出ない」というのはよくある事例で、ヘッドホンジャックの差し込み場所が鍵盤下といった見づらい位置にあるため、気づきにくいことが一因となっています。
「あれ?音が出ないな」と思ったら、まずはヘッドホンジャックを確認してみてください。 - スピーカー/ヘッドホンの切り替え設定スイッチが、スピーカーから音が出る設定(ノーマルの位置)になっていないという事例もありますので、あわせてご確認ください。
電子ピアノの電源を入れると、「ザー」「バリバリ」などの雑音がスピーカーから出る。
- アンプや基盤の故障が考えられるので、アンプまたは基盤の交換にて対応。
- 電子ピアノの近くに置いている電化製品(電子レンジ・冷蔵庫・携帯電話など)の電磁波による影響で、スピーカーから雑音が出ることがありますので、この場合は影響を与えている電化製品の置き場所を変えるか、もしくは電子ピアノ本体の置き場所を変えるとよいでしょう。
また、電子ピアノを設置している部屋の近くに高速道路がある場合、トラックの高出力無線の電波が混線を起こし、スピーカーからその通話音声が聞こえてきた、という事例もあります。
鍵盤のところどころ音が出ない、または発音不良が出る。
弾いても音が出ない鍵盤がある、または鍵盤をそっと触っているのに大きな音が出るなど、打鍵の強弱と音の大きさが合わない、という症状が出ることがあります。
その原因は、鍵盤接点基盤の腐食や、接点ゴムの接点箇所の汚れによるものです。ホコリや湿気などによって、接点部分に接触不良が発生するために起こります。(過度の使用による劣化・消耗も発生)
接点箇所のクリーニングを行い、ひどい場合には部品交換による修理が必要です。
また、これとは少し違いますが、よくある修理の事例として、電子ピアノの鍵盤上に食べ物や飲み物をこぼしたことで起きる、接点などの腐食があります。特に、湿気を保持しやすいクッキー等のお菓子のかけらや、飲み物に含まれる成分は、そのまま放置すると時間とともに電子ピアノの接点基板のパターンの腐食を進行させ、故障といったトラブルを招く原因となります。
すぐに対処をすれば、清掃のみで解決することもありますので、特に飲食物をこぼした場合はできるだけ早めに修理依頼をするのがお勧めです。
鍵盤の戻りがところどころ遅い。ときどき元の位置まで戻らない箇所がある。
鍵盤の隙間に異物が入り干渉しているか、支点箇所の破損が原因です。
支点が破損している場合は、該当箇所を修理することで解決します。よく見られるのは、鍵盤の隙間に異物が入って干渉している場合で、それは一旦分解をして、異物を取り除けば解消されます。
鍵盤の中央付近で「カツカツ」とした異音が出る。
電子ピアノの鍵盤上クッション(ストッパーU)が劣化により外れ、直接フレームに鍵盤ハンマーが当たっている。
鍵盤を弾いていると「カタカタ」と物理的な音が気になる。
- 鍵盤内部に異物(硬い物)が入って干渉している。
- 鍵盤下クッション(ストッパーL)が、劣化により緩衝の役目を果たしていない。
電子ピアノの鍵盤の音程が狂っている、または違う音が聞こえる。
電子ピアノはアコースティックピアノとは異なり、弦ではなく録音した音源を再生して音を出しているので、設定以外で音程が狂うということはありません。
ボリュームを動かすと、音が途切れたり雑音が出たりする。
ボリューム内部が汚れているか、劣化による故障が考えられます。
ペダルを踏んでも効果がない。
- 本体側またはペダル本体側のペダルコードのコネクターが、きちんと差し込まれていない。
- ペダルコードが断線している。
- 接点基盤&ゴムの接点箇所が汚れているため、機能しない。
- ロータリボリュームの故障。
電子ピアノのペダルを踏むと「ギシギシ」とした音が出る。
- ペダルアジャスターが地面に接地しておらず、浮いた状態になっている。
- ペダルのスプリング(バネ)の位置がずれているか、またはグリス(潤滑剤)が不足している。

「この部分がおかしい」という具体的な問題点を把握されての修理はもちろんのことですが、「弾いていて何か違和感がある」といったような相談もお伺いしますので、お気軽にお問い合わせください。
有限会社ワイエムシー 技術者紹介 2名

高梨 守雄
21歳で独立後、この仕事一筋で34年。
現在、年間800台の電子ピアノおよびエレクトーンを修理、メンテナンスしています。

高梨 祐樹
(株)ヤマハミュージックジャパンが運営するエレクトーンイベント等に『カスタマー』として呼ばれています。
※カスタマーの仕事は、イベントで使用されるエレクトーンの調整や不具合の修正を行います。
電子ピアノや電子オルガン(エレクトーン)は生ピアノとは異なり、電子部品がその心臓部です。と言っても、あくまで楽器に変わりありません。
メンテナンスには、電子機器に関する知識は当然ですが、楽器に関する知識、特にピアノに関する深い知識がなければ成り立ちません。
お客様によっては、その要望は奏者にとって当たり前の専門的な内容です。それを理解し、応えるメンテナンスを行う必要があります。
なぜ音が出ないのか、その原因にお客様が思い当たらないことは多々あります。私たちは今までの経験から、故障の原因を推測・究明し、電子ピアノとエレクトーンの修理とメンテナンスを行います。それは、長い経験があるからこそ対応できる、職人の仕事です。
2018年 | ||
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発表会(ヤマハ日吉センター) | 3月4日 | 川崎市教育文化会館 |
ヤマハエレクトーンフェスティバル | 9月28日~30日 | はまぎんホールヴィアマーレ |
10月13日~14日 | はまぎんホールヴィアマーレ | |
11月23日 | キッセイ文化ホール | |
12月14日~16日 | 銀座ブロッサム中央会館ホール | |
12月25日~26日 | 相模原市文化会館(相模女子大学グリーンホール) |
2019年 | ||
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発表会(ヤマハ日吉センター) | 3月20日~21日 | 川崎市総合福祉センター(エポックなかはら) |
ヤマハエレクトーンフェスティバル | 7月14日~15日 | はまぎんホールヴィアマーレ |
10月4日~6日 | はまぎんホールヴィアマーレ | |
10月14日 | はまぎんホールヴィアマーレ | |
10月19日~20日 | はまぎんホールヴィアマーレ | |
10月27日 | ヤマハ目黒センター | |
11月10日 | 埼玉会館 | |
12月7日~8日 | よみうりホール | |
12月26日~27日 | やまと芸術文化ホール |
2021年 | ||
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ヤマハエレクトーンフェスティバル | 12月25日~26日 | 鎌倉芸術館大ホール |
2022年 | ||
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ヤマハエレクトーンフェスティバル | 1月29日~30日 | よみうりホール |
9月18日~19日 | はまぎんホールヴィアマーレ | |
12月26日~27日 | 鎌倉芸術館大ホール |